マイケル・ジャクソンのファンクラブが2人の男性を告訴
故マイケル・ジャクソンの複数のファンクラブが、『リービング・ネバーランド』でマイケルから子供時代に虐待を受けたと告白した2人の男性を訴えている。マイケルのイメージを損ねたとして、フランスにある3つのファンクラブが共同で弁護士を雇い、HBO制作の同ドキュメンタリーに出演した男性らに法的手段を取ったかたちだ。
メールオンラインによると、ザ・マイケル・ジャクソン・コミュニティ、ザ・MJストリート、オン・ザ・ラインの3団体は先週弁護士のエマニュエル・ルドット氏の協力を得て、フランスのオルレアンにある裁判所に訴状を提出したという。
アメリカやイギリスと異なりフランスの法律では死亡した人間のイメージを誹謗中傷することは犯罪となっており、原告は同ドキュメンタリーでの彼らの告白は非常に深刻なもので、マイケルという人間をリンチしているも同然だと訴えている。
現在ファンクラブが訴えた2人の男性の名前は伏せられているが、同ドキュメンタリーでマイケルから性虐待されたと告白したジェームス・セイフチャックとウェイド・ロブソンであるとされており、名誉棄損の裁判としてファンクラブはそれぞれに1ユーロ(約120円)の賠償金を求めている。ちなみに今回弁護士を務めるドット氏は以前にも、5人のファンが起こしたマイケルの担当医コンラッド・マレーに対する訴訟を担当、マイケルに必要以上の鎮痛剤を与えたマレーから精神的苦痛を受けたとする彼らを勝訴に導いていた。しかしこの判決について複数の専門家からは法的に疑わしいとの声が上がってもいる。 (BANG Media International)