ポール・マッカートニー、妻リンダを亡くし泣き暮れた日々を振り返る

 ポール・マッカートニーは、最初の妻リンダを亡くした後、1年は泣いて過ごしたそうだ。1969年に結婚し、ヘザー(56)、メアリー(49)、ステラ(47)、ジェームズ(41)と4人の子供をもうけ、リンダが3年間の闘病生活の末、98年に乳がんで他界するまで連れ添った2人だが、ポールは愛する妻を亡くした深い悲しみからなかなか立ち直ることができなかったという。

 BBCラジオスコットランドの「リッキー・ロス・ミーツ」に出演したポールは、長年連れ添った妻を亡くした痛心の日々をこう振り返っている。「1年ぐらいは、よく泣いていたね。僕の愛する人が部屋に入ってくるのを期待してしまうんだ。それが当たり前だったから。本当によく泣いたよ。みっともなかったけど、それしかできなかったんだ」

 その後ポールは、02年にタレントのヘザー・ミルズと再婚し、娘ベアトリス(15)をもうけるものの08年に離婚、そして11年には現在の妻ナンシー・シェヴェルと3度目となる結婚をした。

 14歳だった56年に、自身の母親も乳がんで亡くしているポールは「母もリンダも乳がんで亡くした。母の死因については誰も何も言わなかったよ。彼女はただ亡くなったんだ」「それ以上にこたえたのは、みんながとてもストイックだったことだね。悲しみをこらえて表には出さなかった。ある夜、父がとなりの部屋で泣いているのが聞こえたんだ。父が泣いているところを見たことがなかったから悲劇的だった」と続けた。(BANG Media International)

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