アルフレッド・モリーナ、妻の原作で監督デビューへ
アルフレッド・モリーナ(66)が新作映画『リリアン』で監督デビューを飾る。1981年作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』や1997年作『ブギーナイツ』で知られるアルフレッドは、妻でアルツハイマ-病の最終段階とされるジル・ガスコイン(82)が1996年に発表した小説の映画化に挑む。
原作では、ガンから回復後、夫と子供をイングランドに残し、ロサンゼルスに住む友人を訪ね、そこで女性と予期せぬ恋に落ちてしまったジェシカ・ウッドリッジの姿を描いている。
キャノンボール・プロダクションズを通してショーン・ハニッシュやポール・ジャコニ=ビアリーが製作を担うほか、ケリー・カールやアフレッド、デレック・ビーマーらが製作総指揮を務める。
また今秋ロサンゼルスで撮影開始予定の本作では、エイミー・ロウ・スタービンが脚本を執筆する。
アルフレッドはこうコメントしている。
「いつか監督をやりたいとずっと考えていました。若い頃に、キャロル・リードの映画に心動かされました。これこそ、今回の始まりです。監督への最初の導き手だったと思っています」
「その導き手という考えが、ずっと私に(監督への)興味を持たせていました。何年か前にこの『リリアン』という小説を読んだ時、深く心に刺さりました。映画について考え、登場人物の体験を感じ始め、さらにこの映画版で監督をやりたいと思いました。私が愛するこの物語は、静かに始まり、予想通りの展開もあるものの、行動や思惑により友情にひびが入り、不仲になることもあれば、逃げ道を通して、私たちが共感できるものもあります」
「『リリアン』は、歳を取り、希望や明確な目的を失うも、再び恋愛や情熱の炎を見つけた女性の物語です。自分の全てのエネルギーや情熱を、私が信用する素晴らしいアーティストたちと共に、この物語の実現化に注ぎます」(BANG Media International/デイリースポーツ)