ジョニー・デップ、新作映画2本完成後は音楽活動に専念
ジョニー・デップは、新作映画2本の製作を終えた後、ハリウッド・ヴァンパイアーズのツアーに専念するという。ジョニーのバンド仲間のギタリスト、エアロスミスのジョー・ペリーによると、同バンドは来年、最新アルバム『ライズ』を引っ提げた大規模なツアーでヨーロッパ各地とイギリスを回る予定だそうだ。
デップは、水俣病の惨事をカメラに収めたフォトジャーナリスト、ユージン・スミスを演じた『ミナマタ』と、J・M・クッツェーの小説を原作に文明の名の下の蛮行が行われる様子を目のあたりにする1人の植民地の地方官僚を描いた『夷狄を待ちながら』の映画化作の撮影が終了次第、活動を音楽中心に切り替えるという。
ジョーは、デイリー・スター紙に「名前に真にふさわしいツアーとなるよ」と話す。「『ライズ』は、ジョニーにとって初のオリジナルアルバムだと言える。彼にほぼ全ての歌詞を任せるのが一番だろうと俺たちは考えた」「ハリウッド・ヴァンパイア-ズは、カバーバンドで収まるものじゃないって分かったんだ。ジョニーは、歌詞を一杯書き留めたノートを持って来たからね」
また同アルバムには、デヴィッド・ボウイのヒット曲『ヒーローズ』のカバーも収録される。アリス・クーパーも参加する同バンドは、1979年にボウイが「ベルリン三部作」の一環として、アルバム『ヒーローズ』のタイトル曲をレコーディングしたのと同じハンザ・スタジオで同曲を手掛けたそうで、ジョーは、当時をこう振り返る。
「ベルリンで昨年収録したんだ。デヴィッド・ボウイが同じタイトルのアルバムを作ったのと同じスタジオでね」「猛暑でさ。全てをライブでレコーディングしたんだけど、それは感極まりないものだったよ」「ツアーが1日オフだった日に、ちょうどスタジオが開いていたんだ。神聖なる幸運な瞬間だったね。ジョニーには天使がついていたよ。というか俺たちみんなにね」
一方でアルバム『ライズ』の大部分は、ジョニー自身のスタジオでレコーディングされたそうだ。(BANG Media International/デイリースポーツ)