“キャプテン・アメリカ”役のクリス・エヴァンス、卑劣な役にワクワク
クリス・エヴァンスは新作『ナイヴズ・アウト』で少し悪さのある人間を演じることを楽しんだようだ。マーベル作品でのキャプテン・アメリカ役で正義の味方役がすっかり板についていたクリスだが、ライアン・ジョンソン監督最新作となるこの犯罪ミステリー作品で、少し嫌なところのあるランソム・ドライスデイル役を演じたことは新鮮だったという。
トロント国際映画祭でヴァラエティ誌にクリスはこう話す。「ちょっと悪さのある人間を演じられるのは良かった」「卑劣なタイプの人間を演じられるチャンスはあまり回ってこないから、楽しかったね」
しかし、ダニエル・クレイグやジェイミー・リー・カーティス、ドラマ『13の理由』で知られるキャサリン・ラングフォードら共演者とは「アベンジャーズ」シリーズで経験した家族のような関係の元、楽しく撮影が出来たとザ・ハリウッド・レポーターに話す。
「一つの集団という考え方さ。多くの他の人たちと共同作業していることに変わりはないし、不思議なことに似たような家族感があった」
「マーベル映画ではもう少し口数が少なく、自己中心的でもない男を演じているけど、今回はもう少し不快なタイプと役柄が違う」
「でも毎日セットに来るという点では似たようなもんだ。それに正直言って、ただ楽しいんだよ」
「みんな現場にいる人達はただ良い時間を過ごしていて、自分の仕事を楽しんでいる。それって本当にありがたいことだ」
そんなクリスについて、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で監督を務めたルッソ兄弟は先日、クリスがマーベル・シネマティック・ユニバースの世界から気持ち的にすっかり卒業したようだと語っていたことから、今後またクリスがキャプテン・アメリカを演じる可能性は少ないと見られている。(BANG Media International/デイリースポーツ)