ホアキン・フェニックス、亡き兄リヴァーへ感謝!
ホアキン・フェニックスは、早世した兄リヴァー・フェニックスへの感謝を欠かさずにいるそうだ。10月4日に最新作『ジョーカー』の日本公開が控えているホアキンは、『スタンド・バイ・ミー』などで名を馳せながらも1993年10月に薬物の過剰摂取で死去したリヴァーの後押しのおかげで、再び役者の道に進むことができたと回想している。
9日、トロント国際映画祭で俳優賞を受賞したホアキンは、その受賞スピーチでこう語った。
「15か16歳の頃、兄のリヴァーが仕事から帰って来ると、『レイジング・ブル』という映画のビデオを持っていました。彼は私を座らせると、そのビデオを見せました。そして翌日、彼が起きると、また私にそれを見せるのです」
「すると彼はこう言いました。『お前はまた演技をやるんだ。これこそお前がやることなんだからさ』と」
「彼は私に尋ねたのではなく、説いたのです。このことに関して彼に恩義があります。演技のおかげで、こんなに素晴らしい人生を送ることができているのですから」
またホアキンは家族について「皆が私に与えた影響を考えると、感極まります」「こういった画像を観ていると、家族について考えます。姉のレインやリバティー、サマーらは今も私の親友です」と続けている。
さらに、強い労働倫理を教えてくれた父親とコンスタントにインスピレーションの源になっている母親についてもホアキンは称賛している。
そんな家族思いなホアキンによるスピーチの最後には、恋人である『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラへの感謝も述べられていた。(BANG Media International/デイリースポーツ)