ジェニロペ最新映画の主題歌コラボ企画は「安っぽくなる」が理由で却下!?
ジェニファー・ロペス主演の最新映画『ハスラーズ』の音楽を担当したジェイソン・マーキーによると、ジェニファー・ロペスとリゾ、カーディ・Bでテーマ曲を歌う話があったという。ストリッパーの姿を描くこの新作コメディに向けては、以前『ムーラン・ルージュ』でリル・キム、ピンク、マイア、クリスティーナ・アギレラが歌った『レディ・マーマレード』の新バージョンのようなコラボ作を検討していたというが、安っぽくなることを懸念したのだそうだ。
ヴァラエティ誌にマーキーはこう話す。「ある時点では、プロデューサー陣の観点から『「レディ・マーマレード」のような大きなインパクトのあるエンディングテーマをやるべきじゃないか?』という話が出たんです」「でも私は誰よりも先に『それは安っぽくなりますよ!』と言い切りました」
そして監督のローリーン・スカファリアにチャートのヒット曲を作るよりも強烈なイメージの曲にするよう説得したという。「そしてプライベートジェットの中でローリーンに『ジェニファー、カーディ・B、リゾの曲をこの映画に取り入れることが良いとは本気で思えないんです。我々はもっと良いものが作れると思います』と言いました」「アーティストとしての彼女たちを批判しているのではなく、いわゆるヒットポップソングよりも、強烈な曲で終わるべきだと。それに監督も同意してくれたんです。それで僕らは断固とした態度を取り、議論で勝ったというわけです」
一方で、同作ではフィオナ・アップルの『クリミナル』に合わせてジェニファーがポールダンスを繰り広げるシーンなどが印象的だ。
フィオナは1997年発表のこの同曲の使用許可を数えられるほどの回数しか出したことがなく、今回が映画初となっているが、マーキーは拒否される心構えで依頼したそうだ。「フィオナは全てにノーと言うことで有名ですので、不安でした。でも映像を送ったら認めてくれたんです。ですから気に入ってくれたんだと思っています」「ジェニファーのファンではないかもしれませんが、彼女のダンスを見ればなかなか否定できるものではありませんからね」(BANG Media International/デイリースポーツ)