ポール・マッカートニー ビートルズのレコードは1枚も持っていない!?
ポール・マッカートニーが、ビートルズのレコードを1枚も所有していないという“衝撃”の事実を明かした。ポールはビートルズ時代、あまりの忙しさのため、バックカタログを集めることなど考える暇もなかったと、その理由を説明している。
ラジオ・タイムズ誌にポールはこう語った。「僕らが発表したすべてのコピーを取っておけばよかったとよく思うんだけど、取っておかなかったんだ。生活があまりにも忙しすぎてね」
また、今年77歳を迎えたポールは、いまだにツアーや新曲を発表していることはもちろん、まだ自身が生きていることに驚いているようで、27歳の自分はそんな今の自分をどう思うかと尋ねられると、「まだ生きてることを喜ぶだろうね」「多くの人同様、僕も28歳で死ぬと思ってたから」と笑いながら答えた。
ポールは26日に発売50周年を迎えるビートルズの名盤『アビイ・ロード』のジャケットに映っている1台の車のナンバープレートが「28IF」となっていることで、実は28歳で本当のポールは死亡しており、そっくりさんがポールとして生きているという説の裏付けとして使用されることを引き合いに出した。
「だからといってあのジャケットのナンバープレートととは一切関係ないけどね」「77歳まで生きていたなんて聞いたら、素晴らしいニュースだろうさ」と続けた。
ポールはもう1人のメンバーであるリンゴ・スターのニューアルバム『ホワッツ・マイ・ネーム』で、亡きジョン・レノンの曲『グロウ・オールド・ウィズ・ミー』のコラボに参加していることが明らかになっていた。
リンゴ・スターは経緯についてプレスリリースの中で「(プロデューサーの)ジャック(ダグラス)にたずねられたんだよ。ジョンのデモをまとめた『ザ・バミューダ・テープス』を聴いたことがあるかってね」と説明している。
「僕はそんなの聴いたことがなかった。ジョンが生前僕のことを話していたなんて考えだけでもね、僕は涙もろいタイプだからさ。それにこの曲がすごく気に入ったんだ」
「僕はベストを尽くして歌った。ジョンのことを思うと涙が込み上げてきた。でも出来る限りの努力をしたよ。みんなベストを尽くした」
「僕はポールに是非この曲で演奏してもらいたいと思った。で、彼は参加を快諾してくれた。僕のスタジオに来て、ベースを弾いて、僕と一緒にちょっと歌ってもくれた。この曲にはジョンも関わっているわけだし、僕も、ポールも参加している」
「話題作りのためにやったわけじゃない。ただこの曲をポールと一緒にレコーディングしたかったんだ。ジャックがこのトラックに提供してくれたストリング・アレンジをよく聴いてもらえれば、 (ジョージ・ハリスン作曲の) 『ヒア・カムズ・ザ・サン』のフレーズが引用されていることに気付くはずだ。つまりこのトラックには僕たち“4人”全員が関わっているんだよ」
ジョンは1980年、40歳の時にニューヨークで凶弾に倒れ、ジョージは2001年に肺がんで58歳にしてこの世を去っている。(BANG Media International/デイリースポーツ)