同性婚の男性有名歌手、代理母で第4子誕生へ 遅かったカミングアウト後悔

 歌手リッキー・マーティン(47)と夫ジュワン・ヨセフに第4子が誕生するようだ。すでに11歳の双子と生後8か月の娘を持つ2人だが、リッキーが28日にワシントンD.C.で開かれたヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)主催のナショナル・ディナーで、代理母を通じて第4子が誕生予定であることを明かした。

 同イベントの中でLGBTQの権利支援活動と慈善活動が評価され、HRCナショナル・ビジビリティ・アワードを受け取ったリッキーはスピーチの中で、会場に来ていたジュワンと11歳の子供たち、そして自宅で祖母と留守番をしているという娘に愛と感謝の気持ちを表した後、もう1人家族が増える予定であることを発表した。

 そんなリッキーは昨年、もっと早くにゲイだとカミングアウトすればよかったという後悔の胸中を語っていた。2010年3月にオフィシャルサイトへの投稿でカミングアウトしていたリッキーは、当時を振り返りこう話していた。

 「カミングアウトした時に受け取った愛の大きさは素晴らしいものだった。今思えば、自分のセクシュアリティをなんとか操作しようとした時間の3分の1でもピアノの練習に費やしていたら、今頃コンサートのピアニストにでもなれていただろう。そんなのってあんまりだし、誰もこんな経験をしないで済むことを願う」

 「友人や家族にはカミングアウトしていたけど、みんな『公にはするな。そんなことしたらキャリアが台無しだ』って言っていた。そんな恐怖と共に生きるんだ。その立場にたどり着くまで必死の努力をしたのに、ありのままの自分ではいられない。でもいざカミングアウトしたら最高だった。多くの人は『そうは言っても当時カミングアウトしてたら、キャリアを棒に振ってた』なんて言うけど、僕はそうは思わない」(BANG Media International/デイリースポーツ)

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