マット・デイモン、「アバター」への主演依頼を蹴り269億円逃す
マット・デイモン(48)は「アバター」での主演を断り、結果として2億5000万ドル(約269億円)もの収入を逃していたそうだ。2009年公開のジェームズ・キャメロン監督による同SF大作では、サム・ワーシントンが主人公のジェイク・サリー役を演じたが、マットはジェイク役を断り、同作の利益の10パーセントを手にする機会を失っていたという。
今週4日に発売となる英GQ誌11月号のインタビューで、マットはこう振り返っている。ジェームズ・キャメロンから『アバター』への出演オファーがあったんだ」「ジェームズは『いいかい。誰かが必要なわけじゃないんだ。名の通った俳優はいらない。君がオファーを受けないんなら、無名の俳優にこの役をあげるつもりだ。この映画に君が必要ってわけじゃないからね。でも君が受けるなら、利益の10パーセントをあげるよ』って言ってきた」
さらに、その話を友人のジョン・クラシンスキーに話したそうで、マットはこう続けている。「この話をジョン・クラシンスキーと一緒に『プロミスト・ランド』の脚本を書いてる時に話したんだ。そうしたら、ジョンには『あの映画に出てたとしても、お前の人生は何にも変わってなかったと思うよ。ただ、この会話を宇宙でしていたかもしれないけどね』って言われたよ」「実際僕はどの俳優より損しただろうね」
しかし、当時「ボーン」シリーズのために同役を蹴ったというマットだが、これまで手掛けてきた作品数は少ないものの、そのどれもが成功を収めているキャメロンと仕事しなかったことは後悔しているそうで、「断ったことで、ジェームズとこの先一緒に仕事するチャンスを失ってしまったと気づいたよ」「それはものすごく残念だけど、子供が食べていける稼ぎはあるからね。これでいいんだ」と話している。(BANG Media International/デイリースポーツ)