トム・ハンクス、ニューヨークに引っ越し当時は冬服を持っていなかった!
トム・ハンクス(63)はニューヨークに引っ越してきた時、冬服を持っていなかったそうだ。カリフォルニア生まれのトムは、1978年にクリーブランドで開催されたグレート・レイクス・シェイクスピア・フェスティバルで知り合った俳優のジョージ・マグワイアとマイケル・ジョン・マクガンにニューヨークに移ってくるようにと促され、引っ越し後に2人から受けた親切は忘れないと話している。
「ニューヨークの冬は経験したことなかったからね。外を歩いただけであごが痛くなるくらい寒かった。冬の洋服なんて持っていなかったんだ。ジョージがジャケットをくれて、それに牛乳も持ってきてくれたよ。マイケル・ジョンがよく持ってきてくれたエンテンマンのブラックアウトケーキと相性ぴったりだからね。それだけでなく、ジョージは使い古した白黒のポータブルテレビ、壊れた籐の椅子2脚、台所用のテーブルとかもくれたんだ。4階まで持って上がるのは大変だったけどね」
さらに、トムはAARP・ザ・マガジンに寄せた記事の中で、マイケル・ジョンが何週間にも渡ってトムを自宅に泊めて、最初のアパートを見つけるのも手伝い、ようやくヘルズ・キッチンにエレベーターなしの暗いアパートを見つけた際には連帯保証人としてサインしてくれたと回想しており、その寛大さはこの先も決して忘れることはないと綴っている。
その上、ジョージとマイケル・ジョンは税金関係の対処方法も教えてくれたそうで、トムはこう続ける。「確定申告はやったことなかったんだ。あの2人のプロが僕に確定申告のやり方を教えてくれて、IRS(アメリカ合衆国内国歳入庁)から600ドル(約6万5000円)近く戻ってきたんだ。大人になってから初めて支払い能力があることが証明された瞬間だったよ。宝くじにでも当たったような気がしたね」「それは本当のことだった。2人とは昔も今も友達なんだ。本物の友達だよ」 (BANG Media International/デイリースポーツ)