ウィル・スミス（５１）がホームレスの人を助けるための慈善イベントの動画に登場した。ホームレスや避難民に対する意識を高め、資金を集めるために、路上で一晩を過ごすチャリティーイベント、ザ・ワールズ・ビッグ・スリープ・アウトのキャンペーン動画の中で、ウィルは人々に「家とはどんな意味を持つか」ということを考えるよう促した。

　同動画でウィルはこう語りかける。「自分にとって家とはどんな意味を持っているか少し考えてみてください。僕にとっては、家とは会話を意味します。家族が集まる場所で、それこそが家における一番美しいことです。でも世界中には１億人以上もの人に家と呼べる場所がないのが現状です」

　また、同動画にはヘレン・ミレンも参加しており、１２月７日に各地で開催される同イベントへの参加を呼びかけている。「２０１９年１２月７日、ホームレスや避難民をサポートするための世界最大のイベントに５万人に参加してもらうことを願っています。このイベントは（ロンドンの）トラファルガー広場、（ニューヨークの）タイムズスクエアをはじめ、世界中の５０都市で開催されます」

　同イベントでは、５０００万ドル（約５４億円）を集めることを目指しており、人々は自分の庭で一晩過ごすことでも参加したことになるという。同キャンペーンの創始者、ジョシュ・リトルジョン氏はこう話す。「私達と一緒にぜひ参加してください。イベント開催地に来てくださっても、ご自宅の庭で実施されても構いません。一晩だけでも、私達が普段はその横を通り過ぎて行くだけの人達の身になってみましょう。そして、あなたの住む地域や世界中の人々のために５０００万ドルを集めましょう」

　さらに、コールドプレイのクリス・マーティンが「一晩外で寝てみることを試そうとしてくれて、そして選択の余地のない人達を助けようとしてくれてありがとうございます」と語りかけ、動画を締めくくっている。（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ／デイリースポーツ）