ローランド・エメリッヒ監督 大ヒット映画の続編製作を後悔
ローランド・エメリッヒ監督は「インデペンデス・デイ」の続編を製作したことを後悔しているようだ。2016年に続編となる「インデペンデンス・デイ: リサージェンス」が公開となっていたが、興行成績はいまいちという結果となっていた。
企画当初はオリジナル作品のキャストであるウィル・スミスやジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマンらが出演を予定していたが、製作途中でウィルが「スーサイド・スクワッド」のデッドショット役を演じるため、スティーブン・ヒラー大尉役を降板したことで脚本を書き直す事態となっていた。
そして現在、エメリッヒ監督はウィルが降板した時点で製作を止めるべきだったと感じているようだ。ヤフー・ムービーUKとのインタビューでエメリッヒ監督はこう語る。「僕は1本目と全く同じような作品を作りたかったんだけど、途中でウィルが『スーサイド・スクワッド』をやりたいと言って抜けてしまった」「そこで止めればよかったんだ。はるかに良い脚本だったんだから。でも、僕は素早く新たな脚本をまとめあげなくてはいけなかった」「ノーと言えばよかったんだ。突然続編なんていう自分を非難するような作品を作ることになってしまったんだから」。
そんなエメリッヒ監督は戦争映画『ミッドウェー』が公開になるところだが、最近のハリウッド業界はすでに成果を上げている形態にこだわり、新しいアイデアを嫌う傾向があると批判している。「僕はオリジナル性が最高潮の頃にちょうど出てきたんじゃないかと思う。そこではとても良い新しいアイデアがあれば、素晴らしい成功を収めることができた。でも、今は全く反対だ。みんな新しいアイデアを嫌い、同じ映画を何度も繰り返して作りたがる。いつもおかしなケープをつけてるしね」。(BANG Media International/デイリースポーツ)