一世を風靡したアイドルグループ元メンバー、自社ブランド約17億円の大赤字
ヴィクトリア・ベッカムのブランドが昨年1230万ポンド(約17億円)の赤字を被ったそうだ。2008年に設立以来、黒字を記録したことがない同ブランドだが、昨年の12月までの1年でその赤字が2割増しとなるなど頭打ちの状況に見舞われているという。
同ブランドのチェアマン、ラルフ・トレダノ氏はファッションメディアのビジネス・オブ・ファッションにこう話している。「売り上げは予想の範囲で驚きはありません。我々の目標はできる限り早くに利益を生むことにあります」「我々の運命は我々の手中にあります。ヴィクトリアには素晴らしい才能がありますので、それをドリームチームと生かせばできない事はありません」
また、トレダノ氏によると、売り上げは2018年を最後に停滞していたという。
ヴィクトリアと夫デビッド・ベッカムが経営する会社、ベッカム・ブランド・ホールディングスによって管理されてきた同ブランドだが、この赤字続きは、経費削減や流通ルートをオンラインに焦点を絞った事、ヴィクトリア本人の美学や価値観をより掘り下げた商品開発の結果だとされている。
全体の売り上げとしてはイギリス国内で数字を2桁増やすなど伸びに伸びているものの、世界的には伸び悩みを示している同ブランドは、来年卸売の注文控えを増加するそうで、これから下四半期にかけて利益も上がると予想されている。(BANG Media International/デイリースポーツ)