全身タトゥーの若手ラッパー、殺人共謀罪などで懲役2年の判決…懲役47年から大幅減刑

 全身タトゥーで知られるラッパーのテカシ69(23)が殺人の共謀などの容疑で逮捕されていた件で懲役2年及び5年の保護観察の判決が下された。テカシ69ことダニエル・ヘルナンデスはストリートギャングのナイン・トレイ・ブラッズに関与していたとして、18日に出廷、共謀罪、殺人未遂、ヘロイン売買、4つの銃器関連の罪状が言い渡された。

 判事のポール・エンゲルマイヤー氏は「あなたは13カ月間拘留されています。あなたの多大な協力(情報提供)に関して考慮すべきとの意見に私は賛成します」「しかし十分に奉仕したというあなたの弁護士には同意しかねます。あなたの行為はあまりに暴力的で利己的であり、13カ月は十分ではありません。今日自由の身とはなりません」と言い渡し、本人の有罪答弁及び協力的姿勢により懲役47年が大幅に減刑されることとなった。

 一方でテカシ69は、スナップチャットの新ドキュメンタリーで特集される予定だと報じられてもいた。同アプリは昨年10月、脚本に基づいた番組やドキュメンタリーシリーズを製作する自社ブランド、スナップ・オリジナルズを発表していており、そこから『テカシ69VSザ・ワールド』という番組が配信予定だという。

 同番組はテカシ69の栄枯盛衰を追うもので、ブルックリンで育った子供時代から、チャートのトップに登り詰め、たくさんのスターたちとコラボする中、FBIとのトラブルの結果収監されるに至るまでの道のりを振り返るようだ。

 テカシ69のものも含まれる「VSザ・ワールド」シリーズはヒップホップ、スポーツ、そしてエンタメ界の大物たちの人生を探るシリーズとなっている。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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