カーク・ダグラスさん103歳で死す…ヘリ墜落事故から生還のレジェンド

 カーク・ダグラスが死去した。103歳だった。ハリウッドの伝説的存在だったカークが5日、帰らぬ人となったことを息子のマイケル・ダグラスが発表した。

 「計り知れない悲しみと共に、私と私の兄弟は、本日カーク・ダグラスが103歳でこの世を去ったことをお知らせします」「世界にとって、彼は伝説的存在で、映画の黄金期に活躍し、自身の黄金期も長らく生きた俳優でした。正義を重んじた人道主義者で、彼が信じた大義は全ての者が目指すべき基準を定めました」「しかし、私と弟のジョエルとピーターにとっては、彼はただ父親であり、キャサリンにとっては素晴らしい義理の父、そして孫達、ひ孫達にとっては愛に溢れた祖父、また彼の妻アンにとっては素晴らしい夫でした」「カークは充実した人生を送り、今後何世代も引き継がれるレガシーを映画界に残しました。また歴史には人々を支え地球に平和をもたらすべく働いた名だたる慈善家として名を刻むことでしょう」「父の最後の誕生日に私が伝えた言葉で終わりたいと思います。これは常に真実であり続けます。『父さん、とても愛しているし、あなたの息子でいることをとても誇りに思っているよ』」

 ハリウッド黄金期を代表する残り少ない俳優の一人だったカークは、1946年に銀幕デビューした後、『突撃』『過去を逃れて』『地獄の英雄』などに主演したのを皮切りに、キャリアを通して90本以上の映画に出演、『スパルタカス』『海底二万哩』『脱獄』『悪人と美女』などを代表作に持つ。

 また1963年には小説『カッコーの巣の上で』の権利を取得してブロードウェイ・ミュージカル化し、自身も5カ月間その舞台に立ったほか、小説や自叙伝など10作品を執筆した。

1991年には同乗者2人が死亡したヘリコプター事故を経験、1996年には脳卒中に倒れ、会話が困難な状態が続く中、宗教やスピリチャルな面に焦点をおいた生活を送っていた。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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