オジー・オズボーン 英10月ツアー前で完全復帰へ「しくじり上等」

 オジー・オズボーン(71)がアメリカツアーのキャンセルを発表した。先月パーキンソン病を患っていることを明かしていたオジーだが、昨年の転倒事故による手術からの回復が思わしくないようで、5月復帰を目途にしていたツアーが中止される運びとなった。

 ザ・サン紙に関係者がこう話す。「まだ強い痛みがある状態です。復帰したいのは山々ですが、全力を尽くすことができるようになるまでツアーを焦りたくないそうです。現在は無理ですね」

 そのアメリカツアーはジョージア州アトランタで5月27日を皮切りに、ネバダ州ラスベガスで7月31日に幕を閉じる予定となっていた。

 上記の関係者はこう続ける。「本人及びツアーに携わっていた全員が大変な落胆をしています。しかしオジーは正しい決断であるとして、今年の秋のイギリスでのライブ前には完全復帰するつもりでいます」

 そのイギリスツアーは10月にニューキャッスルで開始予定なものの、現在はオジーの容態次第とされている。

 昨年は肺炎の他、様々な健康問題に直面していたオジーだが、今回のパーキンソン病発症で自分の死についてより考えるようになったという。「もうそろそろ時間だって俺が思うかだって?考えるが、不安はない。この世界にこの先15年いるわけじゃない。そう長くはない。しかしそんな事に囚われはしない」「俺たち全員にやって来ることさ。今幸せかって?そんなわけない、健康がすぐれないからな。こういった事が俺を打ちのめしやがる。しかし俺はまだここにいる」「酔っぱらって階段から落下した。車で衝突事故を起こした。飛行機であやうく死にかけた。しくじって落ちていく、オジーは輝かしい栄光に包まれながら逝くわけじゃないんだろう。しくじり上等。起こる時には起きるってことだ」。

  英バーミンガム出身。1970年、バンド「ブラック・サバス」のボーカルとしてデビューし、脱退後はソロなどで活動。94年に「アイ・ドント・ウォント・トゥ・チェンジ・ザ・ワールド」でグラミー賞を獲得するなど数々の賞を受賞している。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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