アル中で27歳死去の女性歌手 英ロンドン歩道の石盤プレートに 両親「何てふさわしい」
エイミー・ワインハウスが、昨年新設された「ミュージック・ウォーク・オブ・フェイム」に選出され、北ロンドンのカムデンタウンの歩道にその名が刻まれる。2011年にアルコール中毒により27歳の若さで亡くなったエイミーの石盤プレートは、来月4日(水)に披露される予定で、その後同地区のステイブルズ・マーケットにて、エイミー・ワインハウス基金のチャリティーイベントが開催される。
今回エイミーの両親ミッチ、ジャニス・ワインハウスが共同声明を発表、こう記している。「私たち皆が、エイミーがカムデンをどれだけ愛していたかを知っています。ですから彼女の名前が本人の愛した街を作る要素になる、何てふさわしいことでしょうか。『ミュージック・ウォーク・オブ・フェイム』入りすることは素晴らしい名誉です。エイミーの音楽遺産がこのような形で祝福されることを私たちは非常に喜んでいます」
エイミーのプレート披露の前には、スカの伝説バンド、マッドネスのものが来月2日(月)一足お先に披露される予定で、同バンドは、「カムデン・タウンはいつだって文化と音楽の温床であり続け、俺たちの素晴らしい旅路はこの最高の街から始まった」「カムデンがなければ俺たちは何者にもなりえなかった。ミュージック・ウォーク・オブ・フェイムの石を受け取るなんて本当の名誉だ。ありがとう」と話す。
そしてマッドネス、エイミーに続く3組目として来月6日にはソウル2ソウルのプレートの除幕式が行われ、ブラン・ニュー・ヘヴィーズのライブや、ジャジーQとアイッチBによるDJセットも予定されている。
昨年、ザ・フーが初めて名前を刻んだそれらのプレートには、今後もアーティスト、エグゼクティブ、メディアなどの大御所らが選出される予定で、世界規模の注目を集めると期待されている。
毎年、最大20のプレートが埋め込まれる予定で、またAR技術を駆使して歩道を美術館に変える試みもなされるという。(BANG Media International/デイリースポーツ)