ポール・マッカートニー 亡妻もコーラスに参加のソロデビューアルバムが再発売
ポール・マッカートニー(77)のソロデビューアルバム『マッカートニー』が再発売される。発売50周年を記念し、来月のレコード・ストア・デイに合わせて特別盤がリリースとなる。1970年、ビートルズのアルバム『レット・イット・ビー』がリリースされる約1カ月前に発売された同アルバムが、音質が劇的に向上すると評判のハーフスピード・マスタリングの技術を使った限定盤で4月18日に蘇る。
同日はレコード・ストア・デイと50周年のダブル記念日となっており、同作収録曲は作曲、楽器演奏共に全てポールによるもので、バックボーカルに1998年の他界まで寄り添った妻リンダが参加している。
また同作のジャケットは、写真家だったリンダが担当、アンティグアでの休暇の際に撮ったチェリーの入ったボウル、楽曲の制作場所でもあったスコットランドの農場で撮影したポールとまだ赤ん坊の娘のメアリーのツーショットなどはアイコニックなイメージとして定着している。
ホームレコーディングにより生のローファイスピリットが充満した同作はポールにとって当時新境地とされたが、50年を経た今でも現代に通じる音となっている。
アビーロード・スタジオのエンジニアのマイルス・ショーウェルにより、オリジナルのマスターテープから、ハーフスピードマスタリングを使い甦った記念盤は来月18日、各レコード店の棚に並ぶ予定だ。(BANG Media International/デイリースポーツ)