故ダイアナ妃の新ドキュメンタリー制作か 「傷口広げる」王子らを心配する声も

 故ダイアナ妃の新ドキュメンタリーシリーズ配信の報道に、息子のウィリアム王子やヘンリー王子を心配する声が挙がっている。

 これまでダイアナ妃の回顧録は多く作られてきたが、今回ネットフリックスから配信される可能性のある全4部シリーズ「ビーイング・ミー:ダイアナ」が制作されると報じられている。

 同シリーズは1990年から92年までのダイアナ妃の告白からの未公開映像や本人と親しかった人々へのインタビューで構成されるそうで、同妃のメンタルヘルスや摂食障害、チャールズ皇太子との幸せでない結婚生活といった重い内容となるようだ。

 王室専門家のレスリー・キャロル氏はエクスプレス紙にこう話す。

 「息子たちの傷心に終わりをもたらすかもしれませんし、さらに傷口を広げる可能性もあります。カメラの前で話す人及びその内容次第だと思います。王室好きの人々は知っています。ダイアナ妃の心を壊したのは夫(チャールズ皇太子)の不倫、つまり自分と会う前から何年にも渡って続いていたカミラ夫人との関係が決して終わらなかったことであり、それゆえにダイアナ妃が他の男のもとへ駈け込んだ理由だということを」

 同氏はさらに続ける。「ウィリアム王子とヘンリー王子は2つの家を行き来しながら育ちました。両親のけんかを聞きながら、どちらかの肩を持つよう要求されていたことでしょう。王子という身分は関係ありません。どんな子供にとっても精神的に健康とは言えるものではないです」

 制作側はまだネットフリックスとの契約は締結に至っていないようだが、配信が決まれば、同配信サービスが計画しているメーガン妃とヘンリー王子との新プロジェクトにも影響が出るものと見られている。

 一方、テレビ関係者はこう話す。「王室は関与を拒否するでしょうね。(ダイアナ妃の)スペンサー家もそうです。ウィリアム王子とヘンリー王子は動揺と怒りを募らせることになるでしょう。特にヘンリー王子はネットフリックスと仕事をしているので尚更です。ヘンリー王子とメーガン妃の退位がまだ尾を引く中、いいタイミングではありません」

 遡ること2017年にはウィリアム王子は、若い頃に経験した母の死と葬儀への参加がどれだけ痛みを伴うものだったかを告白していた。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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