ジェイ・Z、黒人男性暴行死で全国の新聞に全面広告
人気ラッパーのジェイ・Zがジョージ・フロイドさんの死を受け、数々の新聞に全面広告を掲載した。ジェイは自身の経営するロック・ネイションと合わせ、ニューヨーク・タイムズ、ロサンゼルス・タイムズ、シカゴ・トリビューン、デンバー・ポスト、フィラデルフィア・インクワイアラーなど各紙に、人種差別撤廃を目指した黒人公民権運動の指導者キング牧師が1965年にアラバマ州セルマで行った演説からの発言を引用した白黒広告を掲載、今後他紙にも登場する予定だという。
そこにはこう書かれている。
「真の自由を手に入れる唯一の方法とは、どうしてか死への恐怖に根付いている。しかし、命をかけられるほどの何かを見つけられなければ、生きる価値もない」
「私たちの非暴力の信念の根底には、命を懸ける価値のあるとても愛しく、大切な、永遠の真実という確信があるのです」
「正しいことのために立ち上がるのを拒んだ時、人は死にます。正義のために立ち上がるのを拒んだ時、人は死にます。真実のために立ち上がることを拒んだ時に人は死ぬのです」
「ですから、馬たちの中で私たちは立ち上がります。私たちは警棒に囲まれたここで立ち上がるのです。たとえ警察犬がいようとも、その真っ只中で立ち上がるのです。催涙ガスに囲まれていても立ち上がるのです!」
ロック・ネイションのソーシャルメディアにも「ジョージ・フロイドに捧げる。ジョージ・フロイドのために正義を」というキャプションで投稿されているその広告は、ジェイとボサム・ジーン、DJヘンリー、アントワン・ローズ2世さんという同じく警察官に殺された黒人の若者の両親、そしてヴァン・ジョーンズ、シャーラメイン・ザ・ゴッドのほか、イノセンス・プロジェクトやアンティル・フリーダムという団体の連名で掲載されている。(BANG Media International/デイリースポーツ)