ティファニー、友人が警察に殺された過去を告白
『ガールズ・トリップ』などで知られるコメディ女優のティファニー・ハディッシュが、10代の頃、友人が目の前で殺害されたという過去を明かした。白人警察官におよそ9分間にわたって首を膝で圧迫されたことで死亡したジョージ・フロイドさんの、先日ミネアポリスで行われた葬儀に参列していたが、自らの経験からその痛みが理解できたため、その場にいたいという思いがあったのだそうだ。
『レイト・ナイト・ウィズ・セス・マイヤーズ』への出演時、ティファニーはこう話す。
「参列したいと強く思ったのには、私は友達が警察に虐殺されたのを目にしたことがあるから」
「目の前で人が殺されるのを見たことがあるから。当時私は13歳から14歳くらいだったの。『やめて!』って言う以外何もできなかった。ただ叫ぶだけ。それが何の役に立つ?」
「だから、ご遺族の気持ちが分かるから、参列して支えたいと思った」
そして、葬儀では同様の状況で亡くなった知り合いのことも追悼できる気がしたと続ける。
「それに、あの場にいることが、すでに参列した葬儀の友人たちの、亡くなった友人たちの、すでに亡くなった学生時代の友人たち、そして、ただ良い弁護士を雇うお金がなかったという理由で無実の罪により投獄された友人たちのためでもあるような気がした」
そして、その葬儀の中でも、フロイドさんが警察官だったデレック・チョーヴィン被告に首を膝で圧迫された時間と同じ8分46秒間の黙とうはとても「パワフル」なものであり、涙が止まらなかったと語った。 (BANG Media International/デイリースポーツ)