人気アニメの主人公がLGBTQ+コミュニティ入り?長年セクシャリティに関し憶測
人気アニメキャラクターのスポンジ・ボブが、公式にLGBTQ+コミュニティの仲間入りを果たしたようだ。『スポンジ・ボブ』を放送するニコロデオンが、LGBTQ+の権利について啓発を促すイベントが世界各地で行われる「プライド月間」を記念して、スポンジ・ボブ、トランスジェンダーの俳優マイケル・コーエン、アニメ番組『ザ・レジェンド・オブ・コラ』の主人公であるバイセクシュアルのコラのイメージをツイッターに投稿した。
キャプションには「今月、そして毎月、LGBTQ+コミュニティやその仲間たちと共に『プライド』を祝福します」と綴られている。
ニコロデオンがボブのセクシュアリティを明らかにしたわけではなかったものの、これを受けてツイッター上では「スポンジ・ボブはゲイ」がトレンドとなる動きがあった。
長年ボブのセクシュアリティに関しては臆測が広がってきたが、2018年に他界した同番組のクリエイター、スティーブン・ヒレンバーグは2005年、ボブや友人のパトリックを「ゲイ」として描いたつもりはなかったとして「彼らはほぼ無性だと考えています。ただ面白いものを作ろうとしていただけです」と話し、また同番組のメッセージは「寛容」であるとして「この番組の姿勢は、寛容だと思います。人は誰も違うし、番組はそれを受け入れているんです」「誰も閉め出されることはありません」と続けていた。
1999年に初回が放送された『スポンジ・ボブ』は、今ではアメリカ史上5番目の長寿アニメ番組となっており、2017年にはブロードウェイで舞台化されたほか、エミー賞など数々の賞を受賞してきている。 (BANG Media International/デイリースポーツ)