メル・ギブソン 有名女優への差別発言を否定「100%嘘」
メル・ギブソン(64)が、ウィノナ・ライダー(48)にしたとされる反ユダヤ発言が「100%嘘である」と反論した。
最近あるインタビューで、ウィノナはあるパーティー中、メルから強制収容所を連想する「OvenDodger(オーブンから逃れた人)なのか」と尋ねられた過去を明かしていた。
このウィノナの発言に対し、メルは代理人を通じて虚偽だと訴えたかたちだ。
「これは100%真実でありません。ウィノナは10年以上前にもこのことで嘘をついていましたが、今回もです。さらにはメルが謝ろうとしてきたという嘘まで加えています。何年も前にメルはウィノナに連絡を取り、その嘘について話そうとしましたが、拒否されたのです」
今回ウィノナはメルが反ユダヤ発言だけでなく、自分の友人に同性愛嫌悪の言葉を浴びせたとも明かしていた。「大勢の人がいるパーティーで、仲のいい友達と一緒にいた。メル・ギブソンは葉巻を吸っていてね。皆で話していた時、彼が私の友達にこう言ったの。『ゲイは誰だ?待て、俺はエイズにかかってしまうのか?』って。その後、何かユダヤ人の話題になって、彼から、『君はoven dodgerじゃないよな?』って言われたわ」
この発言に当時ウィノナは動揺したそうで、「信仰心が強いわけじゃないけど、私は(自分をユダヤ人として)認識している。話しづらいことなの。家族に収容所で亡くなった人もいて、いつもあの時代に強い興味を持っていた」と続けていた。
ウィノナは2010年にGQ誌のインタビューでもメルのその発言について言及、その事実を誰からも信じてもらえなかったとしていた。
さらに今回のメルのコメントを受け、「嫌悪発言」をした責任を受け入れるべきだと批判している。
「私は償いと許しを信じていますので、ギブソン氏が自身の悪に立ち向かう良き方法を見つけることを願っていますが、その方法は私ではありません。1996年頃、私とケヴィン・オークインは嫌悪発言の受け側になってしまいました。私にとっては辛く鮮明な記憶です。人生においては、自分の行動の責任を取ることによってだけ、互いの関係を修復し、尊敬心を持つことが出来るのです。これに対する彼の生涯に渡る道のりに幸運をお祈りします」とウィノナは声明を出した。 (BANG Media International/デイリースポーツ)