世界的ロックバンド トランプ大統領に法的措置を検討 無断で楽曲使用
ザ・ローリング・ストーンズが、ドナルド・トランプ大統領に無断で楽曲を使われているとして法的措置を取る構えを見せている。同バンドの弁護士チーム及び音楽著作権管理団体のBMIから、その旨を記した手紙がトランプ大統領に送られたという。
同バンドの広報はこう話す。「トランプ氏の、選挙集会における無許可での楽曲使用は、ライセンス契約違法であり、BMIが既に通知しています」「もしドナルド・トランプ氏が警告を無視し、使用を続ける場合、禁止令の違反とライセンス契約なき楽曲使用で法的措置に直面することになります」
つい先日、オクラホマ州タルサで開かれたトランプ大統領の選挙集会において、同バンドの1969年発表の楽曲「無常の世界」が流されていたことで通知が送られたそうで、BMIはデッドラインにこう明かしている。「トランプ氏の選挙集会はBMIが持つ1500万曲以上のレパートリーの中から開催場所に関係なく、楽曲を使用できる政治団体のライセンス契約を有しています」「しかし、作曲者や音楽出版社がその集会での使用を拒んだ場合、BMIは作品をその契約から除外することができる規定があります。BMIはそうした異議を申し立てられたため、トランプ陣営にザ・ローリング・ストーンズの作品が契約内容から除外されたことを通知し今後、集会でしようとした場合にはBMIとのライセンス契約への違反となることを伝えました」
2016年にもトランプ大統領は今回の曲を使用しており、その際、同バンドのツイッターには「ザ・ローリング・ストーンズはドナルド・トランプを支援などしていません。『無常の世界』はバンドの許可なしに使われたのです」とつづられていた。(BANG Media International/デイリースポーツ)