オスカー女優のアパレルブランド、コロナ禍で急進中 NY等中心スタイルに対抗
「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」でアカデミー主演女優賞を獲得したリース・ウィザースプーンのアパレルブランド、ドレイパー・ジェームスが今年のD2Cブランドトップ25に選ばれた。自社のECサイトから消費者に直接アイテムを販売するビジネスモデル「Direct to Consumer」を駆使する同ブランドは、パンデミック後の未来を見据え、長期に渡る成長と利益性が予想されているという。
今回のランキングで同ブランドは6位を記録、アウター、カブコーツ、ハリ・マリ、プライオリティ・バイシクルズ、ユース・トゥ・ザ・ピープルに続くかたちとなった。
シミラーウェブの金融サービス及びECコンサルタントのジェイミー・ドレイトン氏はこう話す。「コロナウィルスで小さなブランドが大手ブランドを尻目に躍進しています。しかしコロナだけが理由ではありません。D2Cブランドが成長し続けるには、様々な変化に対応する必要があります。顧客それぞれに特化した商品提供から社会正義のスタンスの提示までをです」
2015年にスタートし、南部スタイルのアイテムで現在人気沸騰中のリースのブランドだが、以前本人はこう話していた。「なんでニューヨークやロサンゼルスだけが、みんなが住むべき街と見なされているのか私には分からないわ。世の中には他にもセンスのいい場所がたくさんあるっていうのに」「私たちは『南部での生い立ち』を思い起こさせるようなものを作っているの。そしてみんなが喜びを感じて、ずっと使えるようなものを求めているわ」(BANG Media International/デイリースポーツ)