『マイティ・ソー バトルロイヤル』が影響を受けた意外な映画は…
映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』のメガホンを取ったタイカ・ワイティティによると、同作は『ゴーストハンターズ』にインスパイアされたという。失敗だらけのヒーローを描きたかったというワイティティ曰く、カート・ラッセルが不機嫌でドジな主人公を演じた同1986年作からヒントを得て、2017年に公開された「マイティ・ソー」シリーズ第3弾のソーのキャラクターを描き出したそうだ。
ワイティティはルッソ兄弟のYouTubeチャンネル「ピザ・フィルム・スクール」でこう語っている。「(ソーは)家に帰りたくてしょうがない。周りでは色々と起こっているし、ハルクも一緒だったけどね。彼は皆を置き去りにするつもりであると同時に、皆をまとめようともする。カリスマ的な英雄になろうとするんだ。彼は沢山の間違いを犯す。そのトーンこそ『ゴーストハンターズ』から『バトルロイヤル』に僕が持ち込んだものなんだ」
またワイティティは、1980年作『フラッシュ・ゴードン』を絶賛、そして自身がソーについての歌だと考えているレッド・ ツェッペリンの1970年のヒット曲『移民の歌』にもインスパイアされたと続ける。
「関係ない人間同士のロードトリップを撮りたかったんだ」
「『移民の歌』にそういうの全てを込めたんだ。あの歌は基本的にソーについてだ。あの曲のようなトーンで、遊び心があって、大げさな、これぞスペースオペラって感じのものにしなければって分かっていた。僕はそこに色や人生、エネルギー、ユーモア、そしてクールな音楽を吹き込んだんだ」
「あの作品について感じていることは、10歳の子供たちにあの映画にどんなものを望むのか聞いてみて、基本的に全てのアイデアにイエスと言って作ったようなものだってこと。紙の上では、理解し難いことかもしれない。でもソーとなれば、全ては完璧に理解できるんだよ」
そんなワイティティは、コロナウイルスのパンデミックで遅れている同シリーズ第4弾では脚本と監督を担当する。(BANG Media International/デイリースポーツ)