人気俳優、ドラマ現場でいじめを受け自殺を考えていた
ルーカス・ティルが、主演ドラマ「MACGYVER/マクガイバー」のショーランナー、ピーター・M・レンコフのせいで「自殺を考えた」と告白した。同ドラマのほか「私立探偵マグナム」「Hawaii Five-0」などの人気ドラマで知られるレンコフは先日、劣悪な労働環境を作り出したとして調査の結果、CBS局から解雇されていたが、ルーカスも現場で体型批判などのいじめを受けていたという。
ヴァニティ・フェアにルーカスはこう語る。
「こんなに人生で必死に働いたことはないけど、辛い仕事は大丈夫な方だ。でも、ピーターの人の扱いはとにかく許されるものではない。あの番組の1年目は自殺を考えた。彼に嫌な思いをさせられたせいでね。でも、周りの人たちに対する彼の態度で限界に達した」
また、関係者は「ピーターはルーカスに嫌な態度を取っていました。特に理由もなく。ルーカスがその期間に大きく変わるのを私は目にしました。胸が痛みましたね。彼とピーターが一緒にいるのを見たくもありませんでした。ルーカスは素晴らしい人ですし、彼自身やその体型に何の問題もないんですから」と続けた。
ルーカスは2017年に初めて人事部に苦情を申し立てた後、今年になって再度、申し立てたそうだ。
「僕が病衣を着ている時とか、常に何か気に入らないことがあったみたいで、プロデューサーたちは(レンコフが)僕の足は『ひどい』から二度と見せるべきじゃないとか言っているのを面白いと思っていたようだ。正直言えば、そういうコメントの中にユーモアがあると思ったこともある。でもそれが自分の気にしているようなことだった場合を考えてもらえば分かると思う。だいたいがそうだった。彼がある監督に向けて『勘弁してくれ!シャツを入れてくれよ。ただのガキにしか見えない』と言っていた時のように。そして僕は、ストレスやワークアウトをする時間のなさ、予想できないスケジュールによりちゃんとした栄養を取れなかったことで、男らしい体重というものを維持するのに苦戦していた」
しかし、初回の苦情は真剣に捉えられなかったようで「たぶん、お金欲しさに言っているクレイジーな俳優とでも思われたんだろう」と続けた。
今回の一件を受け、レンコフ側はそれが事実でないと反論しているものの、今は耳を傾けるべき時だとして、「不適切な労働環境と感じさせてしまったことに謝罪する」とコメントしている。(BANG Media International/デイリースポーツ)