人気俳優 芸名への変更要求を「父に失礼だ」と拒否
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世(34)は、ハリウッドで成功するために名前を変更するよう言われたという。「アクアマン」のブラックマンタ役や「マトリックス4」への出演で知られるヤーヤは、「ヤーヤ・マティーン」という芸名にするよう求められたが、父に対して失礼にあたると感じたため、拒否したのだという。
中東版GQ誌の中でヤーヤはこう話す。
「うちの父(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン)は、自分の両親のために毎日祈りを捧げ、常に面倒を見ていた。だから僕も同じようにしたいと思ってる。それを実現する方法の1つは、『2世』という名をキープすることだ。そのことで1世、つまり父の存在が誰にも認識されるわけだから」
そして、本名を自分が維持したことで、西洋の文化において「伝統的」とされるような名前を検討させられる人たちをインスパイアすることが出来るのではないかと感じているという。
「僕の名前は無作為に選ばれたような名前ではない。ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世という名はジョン・ウェインみたいな、ビルの屋上看板に載っている伝統的な名前とは違う。だからこそ人を鼓舞できると思うんだ」
さらにヤーヤは続ける。
「『イスラム教徒を代表してくれてありがとう。自分も改名しようと思っていたけど、君を見て、変えたりなんかしないと決めた』とかいうメッセージをよくもらうんだ。俳優やアーティストを目指す世界の人たちにとって、アメリカは一番の候補地だ。だから『キャンディマン』や『アクアマン』、そして『マトリックス』でキアヌ・リーブスと並んで自分の名前が屋上看板に掲げられることは大きなことだ」(BANG Media International/デイリースポーツ)