名物トーク番組でパワハラ告発 大物女性司会者が「劣悪な職場環境」を謝罪
エレン・デジェネレス(62)が、「エレンの部屋」の制作が「劣悪な職場環境」の中行われているという指摘に対し謝罪した。ワーナーメディアは現任1人、そして過去に働いていたスタッフ10人が、エレンがホストを務める同番組の製作総指揮の3人、エド・グラヴィン、メアリー・コネリー、アンディ・ラスナーにより「嫌がらせ」を受けたと告白したことを受けて、内部捜査を開始しているが、今回その指摘に対しエレン本人が口を開き、「敬意を持って扱われなかった」と感じたスタッフに公の場で謝ったかたちだ。
エレンはスタッフへ宛てた手紙の中にこう綴っている。「私達の番組の初日、最初のミーティングで私は『エレンの部屋』は幸せの場所であり、誰も声を荒げることなく、皆が敬意を持って接されるところだと皆に話しました。明らかに何かが変わったようで、私は最初に話したことが守られていないことに落胆しました」「これについて、謝ります。私をご存じの方なら誰しも、私はその反対となるものを信じ、番組にもそれを望んでいたことを分かってくれていると思います」
そしてエレンは、エミー賞30回、ピープルズ・チョイス・アワーズを20回受賞など同番組が大成功を収めたのはスタッフのおかげだとして、こう続けている。「これは私の冠番組であり、私達がすること全ての責任は私にあります。私達が急成長を遂げるにつれ、私は全てのことに目を配ることが出来なくなり、私が思うような仕事をしてくれるものと信じ、ほかの人々に託していました。明らかに、そうではない人もいたようです。それは今から変わり、私はこのようなことが2度と起こらないよう努力を続けて行きます」
エレンは今後、内部捜査で得た情報をもとに、問題解決へ向けた次のステップを見定めていくという。
バスフィードに掲載されたスタッフによる同告発では、エレン本人に非難の矛先が向けられていたわけではないが、スタッフはビル内でエレンを見ても話しかけないように指示されていたと言われていた。
これに対し、製作総指揮の3人は共同声明をこう発表していた。「20年ほどの間に、3000エピソードを作り、1000人以上のスタッフを雇ってきた中、私達は常にオープンで安全、そして包括的な職場環境を作るよう努めてきました。私達の制作ファミリーにおいて、たった1人でもネガティブな経験をしていたと知り、非常に心を痛め、申し訳ない気持ちでいます。これは私達ではなく、私達がそうなろうと努力する姿、そしてエレンが私達に課した使命でもありません」
「申し上げておきますが、エレンの番組の日々の責任は完全に私達にあります。私達はこれを真摯に受け止め、世界の多くの人々がそう気づき始めているように、改善すべき点があることを理解しています。そして、そうなるために努力を続け、それを実現するつもりです」(BANG Media International/デイリースポーツ)