アラン・パーカー監督死去「ミッドナイト・エクスプレス」「ミシシッピー・バーニング」

 1978年作の映画「ミッドナイト・エクスプレス」などで知られるアラン・パーカー監督が死去した。76歳だった。長年の闘病生活の末、先月31日にこの世を去ったことを、遺族が広報を通じて発表した。

 パーカーは1980年の「フェーム」、1996年作「エビータ」など、脚本家および監督として多彩な才能を発揮、「ミッドナイト・エクスプレス」や1988年の「ミシシッピー・バーニング」では、アカデミー賞にもノミネートされた。

 1974年に短編映画「アワ・シシー」で監督デビューを果たした後、「ザ・コミットメンツ」「ダウンタウン物語」「エンゼル・ハート」「アンジェラの灰」などを世に送り出したが、2003年の「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」が最後の作品となっていた。

 そして、2015年には引退宣言。その決断について「私は24歳の時から監督をしているが、毎日が闘いで、毎日が困難だった。意見が合わないプロデューサーやスタジオと争ったりね。映画とはとてもお金がかかるものだ。高価だということは、誰かの下に立たなければならない。ロープをくぐり、リングに上り、その仕事のために一生パンチを繰り広げてきた。私と一緒に仕事をした経験がある人は誰でも、望む通りの映画にするためにどれだけ闘ってきたか知っている」と説明していた。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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