超大物俳優、性的暴行で訴えられる…提出書類に14歳で受けた暴行の様子綴る
俳優のケヴィン・スペイシーが、俳優アンソニー・ラップに性的暴行で訴えられている。ドラマ『スター・トレック ディスカバリー』などで知られるアンソニーは2017年、自身がまだ14歳であった1986年にケヴィンに性的いたずらをされたとしてケヴィンの過去の性的暴行行為を告発した最初の1人となっていたが、今回その件を裁判所に持ち込んだかたちだ。
TMZによると、アンソニーはニューヨーク市でこの訴えを起こしており、提出書類には、1986年にブロードウェイ作『プレシャス・サンズ』へ出演中、ケヴィンからマンハッタンのイースト・サイドにある自宅のパーティーに招待され、当時未成年だった自身がケヴィンに性的暴行を受けた様子が綴られている。ケヴィンはアンソニーのお尻を掴み、ベッドに連れて行き、その後身体を重ねてきたそうで、怖くなったアンソニーはバスルームに逃げ込んだ後、ケヴィンに引き留められたものの、その場を後にしたと主張している。
アンソニーは、この出来事により、心理的外傷、重度の感情的ストレス、屈辱、恐怖、怒り、うつ、不安で苦しんだとされている。
さらに同書類には、その経験により俳優業から退かざるをえない状況になり、その経験からの回復へ向けての医療費の出費を心配していると綴られているほか、名前は伏せられているもの同じく14歳だった時にケヴィンから性行為を迫られた原告がいることにも触れている。
3年前にアンソニーがケヴィンの性的暴行を告発した際、ケヴィンは発表した声明の中で、自らがゲイであることをカミングアウトしていた。
「俳優としてアンソニー・ラップをとても尊敬していますし、称賛しています。私は彼のストーリーを聞いて恐怖におののいています。正直言って、そのことを思い出すことができません。30年以上前のことでしょう。しかし、もし彼が表現するような行為を私がしていたなら、それが深く不適切な酔っ払い行為だったであろうことを心から謝罪します。そして、彼が表現する感情を長年持ち続けてきたことを申し訳なく思います」
「このストーリーが、私の人生におけるほかの幾つかのことに向きあうことへつながりました。私がプライバシーを固く守ってきたことでより広まった僕に関する数々の噂があることは知っています。私に最も近い人々は知っていますが、私はこれまで女性とも男性とも関係を持ったことがあります。私は人生を通して男性を愛し、彼らとのロマンティックな出会いを経験してきました。私はこれからゲイの男性として生きることを選びます。私は正直にオープンに、このことに対処してゆくつもりで、まずは私自身の行動を注視することから始めます」(BANG Media International/デイリースポーツ)