名女優が映画撮影中に格安スーパーの仕事に誘われた!
オスカー女優のフランシス・マクドーマンド(63)は映画『ノマドランド』の撮影中に、ターゲットという名のスーパーで仕事をオファーされたそうだ。フランシスはクロエ・ジャオ監督による同作品で、2008年の不況時に小さな町の地元を離れ中西部を放浪する女性ファーン役を演じている。
ズーム配信で行われたベネチア国際映画祭で金獅子賞を獲得した同作の記者会見の際、ジャオ監督は、過酷な季節労働の現場を渡り歩く60代の車上生活者の主人公が、現代のノマド(遊牧民)として「溶け込む」ことをフランシスに求めたとして「ノマドと共に働き、生態系を築くことが必要でした。いつも同じ場所に留まっているわけではないノマドに、フランシスを馴染ませるということです」と話した。
そうする中でフランシスは、格安スーパーで働いてみたいかと聞かれた時、ノマドと溶け込むという仕事をやり遂げたことを悟ったそうだ。
「それに成功したわ。ネブラスカのある町で地元のターゲットで職を得たのだから」
「記入用のフォームを渡されたの。私はクロエの元へ行って『うまくいってるわ!』と報告したわ」
また今年はバーチャル式で開催された式典で金獅子賞を受賞した際には、「今のこの異様な世界で、そして風変わりな方式で、私たちを招き入れてくださり、ありがとうございます。しかしながら、ここにいることをとても嬉しく思っています。、また、お目にかかりましょう」と喜びを語った。
一方、フランシスはウェス・アンダーソン監督の『ザ・フレンチ・ディスパッチ』やジョエル・コーエン監督の『マクベス』など数々の作品を控えている。
ビル・マーレイ、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、ボブ・ バラバン、ベニチオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメらもキャスト陣に名を連ねている第二次世界大戦後を舞台にした『ザ・フレンチ・ディスパッチ』は、1950年代にアメリカの新聞社パリ支局で活躍するジャーナリスト達をカメラが追っていく複数のストーリから成り立っている。
また、デンゼル・ワシントンがタイトルロールを演じるウィリアム・シェイクスピアの古典映画化作品『マクベス』では、マクベス夫人を演じる。(BANG Media International/デイリースポーツ)