第72回エミー賞、『シッツ・クリーク』がコメディ部門を制覇

 『シッツ・クリーク』が、20日に開催された第72回プライムタイム・エミー賞で、コメディ部門を制した。ロサンゼルスのステープルズ・センター会場でジミー・キンメルが司会を務める中、候補者はビデオ中継で自宅から参加するという形で進められた今回の式典では、今年シーズン6で完結を迎えた同シットコムが『インセキュア』『ラリーのミッドライフ★クライシス』『デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~』『グッド・プレイス』『コミンスキー・メソッド』『マーベラス・ミセス・メイゼル』『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』を抑え、コメディ部門で作品賞を含むノミネートされていた全部門を受賞するといった快挙を果たした。

 ユージン・レヴィとキャサリン・オハラがそれぞれ主演男優賞、主演女優賞、ダニエル・レヴィが助演男優賞並びに監督賞と脚本賞、さらにアニー・マーフィが助演女優賞を獲得した。

 ドラマ部門では『キング・オブ・メディア』(別タイトル『サクセッション』)が作品賞、監督賞、脚本賞のほか、ジェレミー・ストロングが主演男優賞と計4賞を受賞、ジェレミーが受賞時に、同じく同賞にノミネートされていた共演のブライアン・コックスとその栄誉を分かち合うと誓う一場面もあった。

 一方最多である26ノミネートを受けていた『ウォッチメン』も成功を収めており、リミテッドシリーズ/テレビムービー部門で作品賞、脚本賞のほか、レジーナ・キングが主演女優賞、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が助演男優賞を獲得している。

 さらに、ゼンデイヤが『ユーフォリア/EUPHORIA』でドラマ部門主演女優賞、マーク・ラファロが『ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』でリミテッドシリーズ/テレビムービー部門で主演男優賞に輝いている。

 【第72回エミー賞の主要受賞者一覧】

■ドラマ部門

作品賞:『キング・オブ・メディア』

主演男優賞:ジェレミー・ストロング『キング・オブ・メディア』

主演女優賞:ゼンデイヤ『ユーフォリア/EUPHORIA』

助演男優賞:ビリー・クラダップ『ザ・モーニングショー』

助演女優賞:ジュリア・ガーナー『オザークへようこそ』

■コメディ部門

作品賞:『シッツ・クリーク』

主演男優賞:ユージン・レヴィ『シッツ・クリーク』

主演女優賞:キャサリン・オハラ『シッツ・クリーク』

助演男優賞:ダニエル・レヴィ『シッツ・クリーク』

助演女優賞:アニー・マーフィ『シッツ・クリーク』

■リミテッドシリーズ/テレビムービー部門

作品賞:『ウォッチメン』

主演男優賞:マーク・ラファロ『ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』

主演女優賞:レジーナ・キング『ウォッチメン』

助演男優賞:ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世『ウォッチメン』

助演女優賞:ウゾ・アドゥバ『Mrs.America/ミセス・アメリカ』(BANG Media International/デイリースポーツ)

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