エミー賞にパジャマ姿で登場した女優 衣装合わせは入念に3度 ペットに蝶ネクタイ

 レイチェル・ブロズナハン(30)が先日のエミー賞で着ていたパジャマは念入りにデザインされたものだったという。ドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル」で知られるレイチェルは、出席者がバーチャル参加となった今年の同式典にパジャマ姿で登場。担当スタイリストのジル・リンカーンとジョーダン・ジョンソンによると、その特注ラウンジウェアはテイラーのクリスティ・リリングが製作を担当した本格的なものだったそうだ。

 「レイチェルはハイウエストのものが好みで、普通のゴム入りウエストのものはやらないつもりでした」とジル。「シャツの長さも調整しました。クロップしてフィットするものにしたのです。カメラの前では座る傾向にありますし、パジャマのトップがぶかっと覆いかぶさる感じにはしたくなかったのです」とジョーダンは続ける。

 一方、仕立てを担当したクリスティはレイチェルの夫ジェイソン・ラルフのパジャマも製作、2人との初めての衣装合わせでは色付きのテープメジャーを使ったとしてハリウッド・レポーターにこう明かしている。「ZOOM越しの衣装合わせに必要だったのです。レイチェルはファッションに非常に精通していて、ジェイソンともども俳優です。2人とも数えきれないほどの衣装合わせをしてきていますから、私たちが必要としていることを完全に理解しているのです」

 そして、2度目の衣装合わせのために、クリスティは価格が手ごろなトワル生地を使いパジャマを製作。2人のペットの犬のために蝶ネクタイも用意したそうだ。「全員にトワルで作りました。犬にもです。このプロジェクトを本格的に進めたのです。映画やヨーロッパのファッションショーと同じクオリティのトワルの衣装合わせでした」

 そして3度目となった最後の衣装合わせでは、完成していたスタイリングを微調整するだけだったという。「この段階での変更は非常に小さなものです。クリスタルを少しレイチェルの襟に追加したりといった」と話すクリスティはカースティ・ストーンのブランド、レトロヴァイのチャームネックレスとロジェ・ヴィヴィエのシューズでそのスタイルを完成させていた。

 これらのアイテムは、エリザベス・スチュワートと彼女の非営利団体シック・リリーフによるレッド・カーペット・アドヴォカシー(RAD)のオークションに寄付され、売り上げは選挙キャンペーン「ホエン・ウィー・オール・ヴォート」の資金に回される。

 ちなみに、今回の経験にインスパイアされたというクリスティはパジャマやマスク、子供用カーディガンなどで構成されたカプセルコレクションを発表する予定だ。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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