グラマラスなイメージの「007」女優が死去していた ビートルズ作品にも出演
英女優マーガレット・ノーランさんが死去した。76歳だった。「007/ゴールドフィンガー」や「ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!」などへの出演で知られるマーガレットさんが5日に他界したことを、息子のオスカー・ディークスが発表した。
自身の心理ホラー新作「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」にマーガレットさんを起用していたエドガー・ライト監督はツイッター上でこう故人をしのんでいる。
「偉大なる女優であり、アーティストであったマーガレット・ノーランがこの世を去ったことをお伝えするのが僕の悲しい役目となりました。マーガレットはビートルズ作品に出演し、ボンド映画でアイコン以上の存在となり、また(イギリスで人気のコメディー映画)『キャリー・オン』シリーズのキャストでもあるなど、60年代のクールなこと全てに関するベン図の中心に位置していました」「彼女は『007/ゴールドフィンガー』のオープニングやポスターに登場した金色に塗られたあのモデルです。そして劇中ではディンク役を演じました。 また『ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!』など、その他多くの作品に出演し、彼女のグラマラスなイメージを頻繁に世に送っていました」とつづるライト監督は、マーガレットさんが映画界のみらなずテレビの世界でも活躍し、また、後には政治要素を含む演劇作品に深く関わるようになったほか、近年では自身を題材に写真作品などを手掛けていたことにも触れている。
さらに、自身の最新作の撮影を振り返り、「『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』に彼女が小さな役で出演していたので、昨年、一緒に仕事をする機会がありました。彼女はとても面白く、頭が切れ、そして、ご想像通り、多くの素晴らしい話をしてくれました。彼女を知ることができて非常にうれしく思っています。ご遺族の方々と彼女を愛した全ての人々にお悔やみ申し上げます。彼女の死を多くの人々が悼むことでしょう」とつづっている。(BANG Media International/デイリースポーツ)