「007」女優ストーカー被害で外出に不安…自宅突き止められ「血の気が引いた」
ナオミ・ハリス(44)は、ストーカー被害に遭ったことで、外出に大変な不安を感じているという。「007」シリーズのマネーペニー役で知られるナオミは、男性が北ロンドンにある自宅を突き止めたことで、家に侵入し傷つけられるのではないかと感じてパニック障害に陥り「血の気が引いた」そうだ。
ウッド・グリーン刑事法院で行われた審問で、検察官のフィリップ・マクギーは「彼女は外出に不安を感じ、睡眠障害に苛まされている。被告人が彼女を傷つけることが出来ないと分かるまで、ビクビクするだろう。彼女は被告が何をするか考えると茫然自失の状態で、家にいても大変不安を感じている」と話す。
それまでにも、何人もの有名人の女性に接触を試みていたとされる被告の37歳の農場労働者は、ナオミを紹介してもらおうと、まずナオミの母カルメンのレイキ療法を受けたという。
数々のメッセージの中で、被告はナオミのメディアへの露出を追い続け、2019年11月11日にナオミにどうしても会って、彼らの記念日になる事を望んでいたと告白している。
そして、ついにナオミの住所を入手、11ページに及ぶ強烈な匂いのついた赤色の紙にナオミへの愛を綴り、今年の2月13日に送り付けた。さらにその翌週にも、セクハラまがいの言葉にあふれた沢山の手紙を送り、2月29日、ナオミが友人に電話している最中に自宅まで姿を現したという。
イブニング・スタンダード紙は、検察官が「彼女の友人がハリスがいかに声を落として、恐れた声でストーカーが門前にいると囁いた」と述べた事について伝えている。
また、被告人はナオミの住所を「自宅」としてカーナビに登録していた事も法廷で明らかになった。ナオミは被告人の行動にショックのあまり震えがとまらなく、家の鍵を新しいセキュリティーアラーム付きのものに変え、タクシーの運転手には玄関のドアにたどり着くまで走り去らない様、お願いするようになったという。
警察は、カンタベリー近くの農場で男を逮捕、自宅からは違った名前での数個のパスポートや女性物の洋服、ナオミに関する資料や、他の有名人女性が彼の接触を拒否する手紙などが、発見されたという。
「クリスチャン」という名でも知られる被告は、アスペルガー症候群を患っており「女性にはシャイでコミュニケーションがとれなかった」という事も法廷で明らかにされた。
ナオミに手紙で謝罪した被告は、ナオミとその母親へのストーカ行為の2件の罪を認めており、判決は10月23日に宣告される予定だ。(BANG Media International/デイリースポーツ)