人気芸人、役になり切りロックダウンを過ごす!?
コメディアンで俳優のサシャ・バロン・コーエン(48)は、ボラットとしてロックダウン中を過ごしたそうだ。テレビリポーターのボラット役で主演した風刺的コメディ映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』(2006年)の続編でタイトルロールを2度目に演じたサシャにとって、一番難しかったのは、役になりきって、2人の陰謀論者と一緒に過ごさなければならなかった事だったという。
ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで次のように語った。
「一番大変だったのは、このロックダウン中の家で5日間、役になりきって2人の陰謀論者と一緒に、過ごさなければならない事だった。ボラットとして、起きて、朝食、昼食、夕食を食べて、寝る。一時たりとも役から離れられないんだ」
サシャはまた、マイク・ペンス米副大統領の集会に、どうやってドナルド・トランプ米大統領に扮装して潜り込んだかも明らかにした。
「勿論、ファットスーツ(肉襦袢)を着てね」「どうやって、潜入してどうやって脱出したかって?」
「(警備員は)通過する全ての人をチェックしなければならなかった。その日の朝、特殊メイクのチームが俺の顔をトランプの顔にする為に、5時間もメーキャップに費やしたんだよ。ファットスーツはもの凄くでかかった。俺のウエストをトランプと同じにするために56インチ(約142センチ)もあったんだ。大体それぐらいが実際に近い数字かなと見積もったからね」
そんなサシャは最近、同新作撮影のため銃所持の権利を訴える集会に参加、命の危険を感じたとコメントしていた。
「俺の最新の『ボラット』映画を撮っている時に、ワシントン州で行われていた銃所持権利集会に、右翼の歌手に扮して行ってみたんだ。最終的に主催者側がステージに押し寄せた時、近くの逃走用の車に急いで向かったよ」
しかしながらサシャは、怒った聴衆達が車を拳で叩き壊そうとした事により道を阻まれたという。
「オーバーオールの下に防弾チョッキを着ていたけど、それじゃ足りないと感じたんだ。外には、半自動式の武器をもっている人達もいたのでね。誰かがドアをこじ開けて、俺を車から引き出そうとしたので、車が動けるようになるまで、全体重を使ってドアを閉じていたよ」(BANG Media International/デイリースポーツ)