ヘンリー王子 無意識な人種差別を認識 ダンスへのバッシングには疑問視
ヘンリー王子(36)はメーガン妃(39)に出会うまで、無意識な人種差別による偏見の存在を知らなかったという。メーガン妃と結婚後、「妻の立場で1日または1週間暮らした」時に初めて、人種差別の複雑さを理解し始めたと明かした。
GQ誌のインタビューで、ヘンリー王子はブラック・ライヴズ・マターの活動家パトリック・ハッチンソンと対談。「一度自覚し、少しでも不快を経験したら、無知はもはや言い訳にはならず、外の世界で学習することは自己責任なのです」「無意識の偏見について、私が受けてきたしつけや教育では、私が理解する限りですが、何も知りませんでした。そして残念なことに、そのことに気づくまで何年もかかり、特に妻の立場での暮らしを知り始めてからやっとでした」と語った。
ハッチンソンは人種差別に関する議論において、全てが議論すべきことで、間違ったことを話すのを心配して恐れている白人の人々がいると話した。
それに対して、ヘンリー王子は誰もが人種差別について正しく捉えているわけでなく、必死に正そうとしている人々もいると主張。恐れるがあまり、同情を持って対処する限りは大いに間違えてしまうことがあるものの、周りには適切なサポート機関や支えてくれる人々がいると答えた。
また、ヘンリー王子は今回、オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に登場したグループ、ダイバーシティのブラック・ライヴズ・マターをテーマにしたダンスへのバッシングにも触れている。
その中で、パフォーマンス直後に寄せられた苦情は数千件で、その数日から1週間後に2万件に達したと同グループのリーダーのアシュリー・バンジョーから話を聞いたというヘンリー王子は、人々はパフォーマンスを実際に見て苦情を言っているのか、苦情をどこかで見聞きして炎上を呼び起こしたのか疑問視した。(BANG Media International/デイリースポーツ)