ボブ・ディラン、バーブラ・ストライサンドのために『レイ・レディ・レイ』を書いていた!?
ノーベル賞受賞歌手のボブ・ディラン(79)が、大ヒット曲『レイ・レディ・レイ』を歌手で女優のバーブラ・ストライサンドのために書いていたことが、新たに発見された手紙で明らかになった。来月オークションに出品されるこれらの手紙の数々は、1971年にブルースミュージシャンのトニー・グロヴァーに宛てたもので、1969年の映画『真夜中のカーボーイ』向けに書いたとされる同曲は、実はバーブラのために作曲されていたという。
この手紙の中で、ボブはハーブラのために同曲を書いたとしているものの、2人の関係については触れておらず、またバーブラが歌うために書いたのか、それともバーブラへのオマージュ的作品なのかについても明らかにしていない。
ユダヤ系アメリカ人で、出生名ロバート・アレン・ジマーマンであるボブはまた、ほかの手紙では反ユダヤ主義に言及、「多くの人は、ユダヤ人はただの金貸しや商人という印象を持っているようだ。多くの人は全てのユダヤ人がそうだと思っている。まあ、以前はそうだった。それだけが彼らの出来ることだったから。それしか許されていなかったからね」と綴っている。
これらの手紙は、トニーがエスクァイア誌に書いていた記事に掲載される予定だったと考えられているが、ボブはインタビュー後に関心を無くしたためボツになったのだという。
昨年トニーが他界したことを受けて、妻シンシアさんがオークション「マーベル・オブ・モダン・ミュージック」に出品したもので、来月19日までオンライン上で入札が可能となっている。(BANG Media International/デイリースポーツ)