43歳で他界した人気俳優 大ヒット映画続編での“デジタル復活”はなし
マーベルが「ブラックパンサー」続編で、故チャドウィック・ボーズマンさんの姿をデジタル技術で登場させることはないと発表した。2018年公開の前作でタイトルロールを演じていたチャドウィックさんは今年8月、がんにより43歳の若さで他界したが、続編にデジタル映像で登場させるつもりはないそうだ。
マーベル・スタジオの製作部門重役ヴィクトリア・アロンソ氏は、アルゼンチンのクラリン紙のインタビューでこう語る。
「チャドウィックは1人しかおらず、その彼はもう私たちのそばにいないのです。わたしたちの王は、残念ながら、フィクションの中だけでなく、現実の中でも死んでしまったのです。ですから、私たちはいかに歴史に戻るか、そしてあまりにも辛く、苦しいこの予期せぬ出来事を称えるべくどう取り組むかについて、少し時間をとっているのです」
そして、チャドウィックさんへの追悼のかたちについても、注意深く検討する必要があるとして、「どうするかを綿密に検討する必要があるのです。このシリーズをいかに称えるかについても考える必要があります」と続けた。
そして、チャドウィックさんの妹役を演じたレティーシャ・ライトも先日、チャドウィックさんなしでの製作は「奇妙に」感じることだろうと話していた。
「まだ私たちはチャドウィックの喪に服してる。彼なしでやるというのは、考えるだけでも変な気分。今はただ深い悲しみに暮れているから、その中で一筋の光を探そうとしてる」(BANG Media International/デイリースポーツ)