テイラー・スウィフト、マスター音源の権利が再び300億円超で転売される
歌手テイラー・スウィフトの初期作品のマスター音源の権利ををスクーター・ブラウンが転売した。昨年始めにスクーターのイサカ・ホールディングスは、テイラーが所属していたビッグ・マシン・レコードを買収、そして今回所持していたテイラーのオリジナルアルバム6枚を含むマスターテープを3億ドル(約313億円)ほどで別の会社に売却したという。
それを受けテイラーはファンにこう声明を発表している。
「数週間前に私のチームが、シャムロック・ホールディングスという未公開株式投資会社から手紙を貰った。私の音楽、ビデオ、アルバムジャケットの100%をスクーター・ブラウンから購入したって。私の知らないうちに私の音楽が売却されたのはこれで2度目。その手紙には、買う前に私に連絡をしたかったけどスクーター・ブラウンから私やチームに連絡しない事が条件でそれを破ったら取引はなしと言われたと書いてあった」
そしてテイラーはファンにサプライズを用意しているとして「私の昔の音楽を再録音し始めている。既に最高の出来でクリエイティブな面でも満たされている。たくさんのサプライズが待っているわ。この現在進行中の問題を通して私をサポートしてくれる皆にありがとうと言いたい。私が夢みてきたことを皆に聞いてもらうのが楽しみ」と続けた。
昨年自身のマスターテープがスクーターの手に渡った際、テイラーはこう話していた。
「私は10年にも渡って、自分自身のマスターテープを全面的に買収しようと努力し続けてきたけど、その機会は却下された。もし私が助けになれるとしたら、同じようなことが他のアーティストに起こって欲しくない。少なくとも手を挙げて、『アーティスト達の契約においては、これはアーティスト達が手に入れることができるべきものである』って声を大にして言いたいの。再交渉の余地があるものではなくてね。それにアーティストが買収の拒否をする第一権利を持つべきものでもあるわ」
「そのためだったら大金をはたいたっていうのに!もし実際に購入できたとしたら、自分の楽曲のためなら何でもしたわ。でもそのチャンスがなかったの」(BANG Media International/デイリースポーツ)