未来を描いた作品で知られる人気映画監督、スマホは頑として持たない主義
クリストファー・ノーラン(50)は、スマートフォンを未だに持っていないそうだ。 「インターステラ-」や「インセプション」などの未来を描いた作品で知られるノーラン監督だが、便利さよりも気が散ると感じるので スマホを携帯するのが好きではないという。
「スマートフォンを持っていないと言うのは本当さ。小さな折り畳み式携帯電話は持っていて、時々は持って出かける。私は気が散りやすいので、退屈した時にいつでもインターネットへアクセスしたいとは思わない。皆がオンラインにして時間を埋めているすき間の様な時間に、自分のベストの考えが浮かぶ事が多いんだ。だから、これは僕にとって有益な事さ。働いている時は人々にとり囲まれていて 隠れる事は出来ない。 皆携帯を持っているし、僕に連絡を取るのは簡単だよ」。
またノーランは、メールでコミュニケーションを取るより、固定電話から電話をする方を好むとして、ピープル誌に「特にメールで人とコミュニュケーションを取る事に興味がなかっただけなんだ。固定電話で単純に電話する方が良い。みんな、それぞれのやり方でコミュニケーションして物事に対処する方法があると言う意味だよ」と続けた。
一方で、この業界に入ったばかりの頃は、自身も、そして同僚やコラボレーター達も携帯を持っていなかったとして「メールは、自分がやっている事に役立つとは思えなかったので使っていなかった。それがただ面倒くさかっただけ。携帯に関していえば、あの『ニューヨーク市ではネズミから2フィート(約61センチ)以上離れられない』というのに似て、私は携帯から2フィート以上離れられないんだ。10人でスカウトに行くとして、全員が電話を持っているから、僕が必要とされる時に連絡を取るのは簡単な事だよ。私がこの業界に入ったばかりの頃、携帯なんて持っている人はそんなに沢山いなかった。自分も持っていなかったよ。持とうと思わなかったし、ずっと継続して働けた事は恵まれていた。だっていつでも誰が周りにいる人が携帯を持っていて、誰かが僕を必要な時は、肩をたたかれて彼らの電話を差し出してくれたからね。実は持っていない状態をとても気に入っているよ。だって考える時間を与えてくれるからね。スマートフォンを持っていて10分間の空き時間があるとすると、携帯で何か見てしまうだろう」と振り返った。(BANG Media International/デイリースポーツ)