「007」出演の人気俳優 撮影での困難明かす「極秘の雰囲気はいつも漂っていた」

 ベン・ウィショー(40)が映画「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の撮影は「困難な旅」であったことを明かした。「007」シリーズの最新作でQ役を再演しているベンだが、同作について話すのは難しいと感じているそうだ。

 「それほど昔ではないかもしれないけど、だいぶ前のことのように感じる。それに全体の台本を手にしたことがないんだ。自分の演技を時系列で撮影しなかったということもあって、話すのが難しいよ」「ストーリー内で何が起こるかを話すことは許されていない。もし許可されていたとしても、あのような撮影の仕方では無理だね」

 また、脚本の内容が外部に漏れることを危惧して、完全な台本が届かなかったのだろうかと尋ねられたベンは「極秘の雰囲気はいつも漂っていたよ。でも、このことに関しては正直、困難な旅だった。部分的には意図したものだったろうけど、監督は非常に即興的な方法で撮影を進めていて、すごく厳しい締め切りが迫っていたからね。しかも、僕たちは何も知らされないんだ」とキャリー・フクナガ監督による撮影のやり方を説明した。

 同作は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により1年遅れて、2021年4月に公開予定となっている。

 そんなベンは新しい人と出会うことが「苦手だ」そうで、ちょっとした話をするのに苦労するため、撮影現場でおっくうに感じることがよくあるという。「僕はいまだに人に会うことが苦手なんだ。誰であっても。ちょっとした話が苦手で不安になる。撮影現場ではよくぶらぶらしていたから、おしゃべりをすべき機会がたくさんあった。本当にダメなんだ。何を話したらいいのかわからない」「不安になるから、最近では『ここに静かに座って、仕事をしよう』とか考えてるよ。そうじゃないと、圧倒されちゃうんだ。すごく多くの人がいるからね、結構くたびれる」(BANG Media International/デイリースポーツ)

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