シンガー・ソングライターのジョン・レジェンド（４２）は、常に「自己最高」を目指している。アワードの受賞などは気にしないというジョンだが、何をやるにしても、それまでの自分を上回ることを目指しているようだ。

　ジョンはこう語る。「僕にとってみれば、ただ作品に集中するということ。曲作りに集中し、より良いアーティストに、より良いパフォーマーになることを目指してる。その時に取り掛かっている作品に集中し、過去最高の作品にすることを心がける。だから、毎回アルバムを作る時は、それまでの自分を超えることを目指すんだ」

　新作に取り掛かる際には、特に固まった概念は持たずに始める。ジョンは「僕の全てのアルバムは、ただ異なる人と曲作りをするところから始める。誰と曲を作りたいかを考え、マネージャーから提案されることもあれば、コラボしたら面白そうという相手に出くわしたりすることもある」と話す。

　「そうした曲作りのセッションで何が生まれるかは予想が出来ない。ただやっているうちに、だんだん方向性や、その時どんな音楽に心を動かされるかというアイデアが固まってくる。そうやって形成されるんだ。ちゃんとした計画を持って始めるわけじゃないんだ」

　「実際に作り始めるまで、アルバムのテーマが何かなんて分からない」というジョン。「でも、曲の数々が、自分の言いたいことやアルバムの方向性を伝えてくれる」と語った。（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ／デイリースポーツ）