世界的アーティスト トランプ氏を痛烈批判「我々はあと2週間待てるだろうか?」
スティービー・ワンダーが、ドナルド・トランプ米大統領支持者による議会乱入事件を受けて「ナルシストで危険な」同大統領を即時免職するよう呼び掛けている。連邦議会議事堂内における暴動を目にしたスティービーは米大統領が「職務上の権限と義務の遂行は不可能」と判断された場合に副大統領を大統領代行とする合衆国憲法修正25条に基づき、トランプ大統領を予定より2週間早く退職させることを求めている。
「我が国のリーダーたちが修正25条を発動する時がきた。明らかじゃないか?今日、我が国で起こっていることを目にして信じられない気持ちと共に悲しくなった。希望と愛を歌った私の曲をインスパイアした国でだ」「このナルシストで危険な大統領が我々の暮らしを危険にさらし、我々の政府に対する暴力を扇動することに対し、僕は悲しみに打ちひしがれると同時にがく然としている。この男はもはや大統領を担うことはできない。敗北を受け入れることができないからだ。我々はあと2週間待てるだろうか?私はそうは思わない」とスティービーはツイッターにつづっている。
また、カーディ・Bは昨年、同地で平和的に行われていたブラック・ライヴス・マター運動に対する政府の対応と今回の暴動を比較し「この皮肉は結構面白いわね。この夏、正義を求めていた人々は野蛮な動物じゃなかったの?そして今これ?(考えている顔の絵文字)ちょっと見させて」とツイート。一方、アシュトン・カッチャーは暴動行為は「愛国的」ではないとして「平和的な権限の移行をサポートしよう!!!それこそ愛国者だ!」、またマーク・ラファロは「これが我々の側だったらどうなるか想像してみてほしい。我々の血の川が通りに流れ、武装した者は誰ひとりもいなかっただろう。これが許されているのだ。#クーデターの企て」とつづっている。
この事件を受けて、ツイッターは同大統領が選挙に不正があったことを主張した支持者向けの動画を投稿した直後、同大統領のアカウントを12時間停止し、それ以上の規約違反があれば永久停止するとした。
また、フェイスブックとYouTubeも同動画を削除。フェイスブックとインスタグラムは同大統領のアカウントを24時間停止する措置をとっている。(BANG Media International/デイリースポーツ)