監督が告白 ブルース・ウィリスの起用をためらった理由「トランプみたいな口元が…」
イギリスの映画監督・テリー・ギリアム氏は当初、映画「12モンキーズ」に俳優のブルース・ウィリスを起用するつもりはなかったという。1995年公開の同作で主役のジェームズ・コール役を演じたブルースだが、ギリアム監督は、ブルースが映画で見せる口元の表情が嫌いであったため、当初はその配役に乗り気でなかったそうだ。
ブラッド・ピットやマデリーン・ストウ、クリストファー・プラマーらも出演した同作についてインヴァースで語った際、監督はこう話していた。「それまではブルースをあまり好きじゃなかったんだけど、話してみたら楽しくて、『オーケー、こいつは賢いし面白い』と思った。それで彼に、俳優としての彼に対する僕の懸念を説明した。彼が映画で見せるトランプみたいな口元が大嫌いだと。だれかのケツの穴でも見てるみたいだとね」
さらには、ブルースに決定する前、トム・クルーズやニコラス・ケイジの可能性も蹴ったと明かしている。「当時の僕はまだ人気監督だったから、色々な人が近づいてきたものだ。だから有名どころもたくさん来た。それに僕はノーと言い続けていたんだ。トム・クルーズ、ニコラス・ケイジとかね」
30年越しの作品となる映画「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」がついに最近公開されたことについては、「1989年の出だしはすごく良かったのに、ダメになった。最初に撮影しようとしたときは、戦闘機が音響の上を飛び回ったり、大雨で機器が台無しになったり、精巣の問題で主役が馬に乗れなかったりした。神が存在して、僕が嫌いなんだということは明らかだった。そして、やっと資金が確保できて実現できた時は、素晴らしかったね」とコメントしている。(BANG Media International/デイリースポーツ)