大物人気女優「演技と真実」の区別がつかない状態に 真夜中の電話にもおびえる
ニコール・キッドマン(53)が、ドラマ「ジ・アンドゥーイング」の撮影で心身ともに疲れ果ててしまったことを明かしている。同殺人ミステリードラマで、ヒュー・グラント演じる夫ジョナサン・フレイザーが殺人の罪を問われるセラピスト、グレース・フレイザー役を演じるニコールは撮影中に体調を崩し、「演技と真実」の区別がつかない不穏な状態に追いやられたという。
ニコールは「ビッグ・リトル・ライズ」を含む、これまで出演してきた番組が自らの精神状態にもたらした影響について、ポッドキャスト番組「WTF・ウィズ・マーク・マロン」でこう話している。「『ジ・アンドゥーイング』の時ですら起きたわ。突然、その状況に落ちるのよ。私の人格に不穏さを覚え、私は自分でいることを無理強いされているような感じになった」「1週間続いたわ。そして、私の免疫系は演技と真実を区別できなかった」
また、他の役者たちは自分の身体に演技と現実の違いを教えることができるものの「私にはそれができないの」と続けた。
別のトラウマ的体験として、自身が出演した「アイズ ワイド シャット」の監督スタンリー・キューブリックが1999年に他界した時を挙げている。ニコールはキューブリック監督が息を引き取る前夜に、同監督に電話するようファクスを受け取ったものの、実際にはそれができなかったそうで、訃報を受け取った瞬間「私は叫び始めて床に倒れたわ。私はそれほど彼と親しかったの」と当時を振り返る。そして、それ以来真夜中の電話をおびえるようになったそうだ。「今は夜の電話がとても怖いの。そのような知らせの電話を何度も受けたから。私の父も含めてね」(BANG Media International/デイリースポーツ)