マリリン・モンローが生前暮らした邸宅 “格安”売却…当初の半値以下
女優マリリン・モンローが生前暮らした家が8800万ドル(約91億)で売却された。ロサンゼルスの高級住宅街ホルムビー・ヒルズにあるその豪邸は2017年に1億8000万ドル(約187億円)で売りに出されていたものの、その後1億1500万ドル(約119億円)に値下げ、最終的には半値を切るかたちとなった。
トスカーナ様式のその邸宅は1935年、建築家ロバート・D・ファークワーが、チャールズ&フローレンス・クイン夫妻のために設計、その後20世紀フォックスの共同設立者ジョセフ・シェンクが購入し、ジョセフと交際していたマリリンも住んでいたことで知られている。9室のベッドルーム、10つの浴槽がある同邸宅はその後、当時俳優として引退間近だった俳優トニー・カーティスにジョセフが売却、さらにパーティーで訪れた歌手のシェールと夫だったソニー・ボノが夢の家だとしてトニーから購入を決めた歴史がある。
ちなみにシェールとソニーは破局後、しばらく家の別棟でそれぞれの生活を送るも、その後モナコのビジネスマン、ガジ・アイタに売却した。
2つの衛兵所、プール、プールハウス、噴水などが整備されたその家だが、ここ3年は不動産市場に出されていたものの、買い手が付かず大幅な値下げを余儀なくされたようだ。
一方、2017年にはマリリンの住んでいた別の家が725万ドル(約7.5億円)で売却されていた。ロサンゼルスにあるその家は市場に出て僅か10日後、提示価格より35万ドル(約3600万円)高い値で買い手が決まることとなった。
マリリンは、1961年に8万ドル(約830万円)以下で購入し、家政婦を長年務めたユーニス・マレーと暮らしたその家について、「私の家を気にいる人なら誰とでも上手くやっていける」と話していた。(BANG Media International/デイリースポーツ)