トム・クルーズ主演映画の宇宙ロケに監督は自信
ダグ・リーマン監督(55)は、人気のないロンドンで強盗スリラー作『ロックト・ダウン』を撮影して以来、トム・クルーズ主演の宇宙で撮影する作品に対する「自信がついた」という。リーマンは、プロデューサーのP・J・ファン・サンドバイクの提案により急遽企画されたパンデミックを題材にした同作品の製作が順調に進んだことから、トムと民間宇宙ベンチャー会社のスペースXやアメリカ航空宇宙局(NASA)が関わる他の「クレイジー」なアイデアも上手く行くのではと考えるようになったという。
リーマンはデッドラインに語った。
「1年前に宇宙で映画を撮影したいかと聞いてきたプロデューサーのP・J・ファン・サンドバイクが、スティーブ・ナイトと私が9月に撮影する映画の脚本を書かないかって、7月1日に言ってきたんです」
「同じ人が1年前には、宇宙映画を提案してきました。私は最初はただ話を合わせていたんです」
「宇宙撮影に関するミーティングに出ますよって。興味がありましたから。そんなこと絶対にできないだろうと思いましたが、どうなんだろうと好奇心が湧いたのです」
「このパンデミック映画でも同じ流れでした。いいですよ、いろいろ探ってみましょうってね」
「そこなんですよ。あるプロデューサーが、例えば宇宙で映画を撮影するなどクレイジーな提案をしたところ、NASAやスペースX、トム・クルーズの参加が決まる。そこで同じプロデューサーがほかのクレイジーな提案をした時は、少し受け入れやすくなるのです。それが『ロックト・ダウン』でした」
「何か奇抜で映画的なことに挑戦し、それに成功すると、次の時には少し自信が生まれるのです」
また同新作の撮影のために、アメリカから自家用機を操縦してイギリスに渡ったことは「本当に怖かった」と明かすリーマンは、ロケットでトム・クルーズと共に宇宙へ飛行し、撮影を行うことに対する不安を払拭するのに「良い初めの一歩」になると感じたと続けている。(BANG Media International/デイリースポーツ)